2022/03/31
肩こりとは
こんにちは今日は肩こりについてお話していきます。
西洋医学的にみると
現代人を悩ます体の痛みといえば、まず挙げられる肩こり・腰痛。
「二足歩行をする人間の宿命」とまで言われているこの2つですが、
これらは病気の名前ではなく、症状の名前なのです。
肩こりは症状を表すもので、その症状は「こっている」「張っている」
「だるい」「痛い」などさまざまに表現されます。
肩こりには、頭と首と肩をつないでいる筋肉(僧帽筋)が最も関係しています。
この筋肉は重たい頭を支え、肩甲骨を動かす際に使われており、
日常生活の中でもよく使われる筋肉の一つ。
筋肉は緊張している状態が長く続くと疲れて固くなります。
この固くなった状態が続くことで「こり」や「痛み」が生じ、肩こりとなるのです。
では今度は東洋医学的に肩こりをみると
1、気滞タイプ(緊張型)
2、冷え・お血タイプ(血行不良型)
3、虚弱タイプ(筋肉不足型)
ん?何の事やら?はてなマ-クが飛び交いそうですね(笑)
簡単に説明すると
1、気滞タイプ
ストレスや過労が蓄積した状態です。
気滞とは氣(エネルギー)が滞っている状態です。
まずは氣の説明だけで長くなりそうなので割愛しますが東洋医学の概念です。
公式の科学では解明出来てはいないのである意味、
東洋医学の方が進んでいる分野と言えるでしょう。
いわゆる『ツボ』と言われる場所も氣の通り道(経絡)に存在します。
このタイプの人は自律神経が交感神経優位にあり、なかなかリラックスできません。
マッサージが効きやすく、ほんの数分揉んでもらうだけでも、
かなり楽になりますが、効果は一時的。すぐに症状が戻ってしまうので、
辛くなると揉んでもらう、マッサージが病み付きになりやすいタイプでもあります。
2、冷え・お血タイプ
血の滞りのことで、血流の悪い状態が長い間続き、
悪い血が溜まっているような状態で、
冷えと合わせて痛みや肩コリの原因となります。
このタイプは凝り固まった深い部分の筋肉にこりがあります。
3、虚弱タイプ
筋肉が細く、体力が少ない人に見られます。
いつもコリや痛みを感じていますが、
肩の筋肉は触ってもあまり固くありません。
強く押されてもマッサージなどの効果は感じずらいタイプです。
体力がないので首や肩の筋肉がすぐに疲労してしまうような人に
現れることが多い症状です。東洋医学的には気虚(ききょ)と呼ばれますが、
エネルギー不足が慢性化していてる状態。
胃腸が弱くて食べても太れないような、筋肉の少ない女性の中に多く見られる体質傾向です。
面白いですね。自分はどのタイプなのか?考えてみるといいかも知れません。
結論
肩こりを西洋医学では1番に筋骨格の問題と捉えています。
一方東洋医学では1番に氣(エネルギー)や血流の問題と捉えています。
自分の経験から正確な骨格の調整が必要な方もいれば
やはり経絡(氣の通り道)の調整が必要な方もいます。
自分の結論としてはどちらが正しいという話ではなく、
この場合両方正しいのが結論だと思います。
人間生きていれば肩がこる事もあるでしょう。
ですが万年肩こりでは人生少し損をしている様なものです。
頑張り過ぎで常に力が入ってしまっている方もいます。
ストレスをためない様にリラックスする時間
を作り軽い運動などもしてみましょう!
もし自分でするには限界を感じたなら無理をせず是非プロにお任せください。