長引く痛みの原因は脳にあった

長引く痛みの原因は脳にあった

みなさんこんにちは今日は脳と痛みの仕組みについて簡単にお話しようと思います。

長引く痛みの原因は脳にあった

まず『痛み』は大きく2種類に分けることができます。

1,原因が分かっている痛み。捻挫や擦り傷、痛風などの病気。
2,原因不明の痛み、原因を治したのにとれない痛み。

そして今回は2番目の『痛み』についてのお話しになります。

『痛みは脳が作っている』

これを聞くと納得出来ない方もいらっしゃると思います。

「肩こりや腰痛なのに?」 「医者は違う原因だと言ってるよ!」

と声が聞こえてきそうです。

しかしこれは公式の医学でも科学的に認められた真実なのです。

例えば「幻肢痛」という言葉を聞いた事があるでしょうか?
病気や事故などで手足を失った方の、
ないはずの手や足が痛み出す症状の事をいいます。
ない所が痛いのですから、当然通常の痛み止めなど効きません。

この様なものも脳が原因ではないかと言われています。

痛みの起こる仕組み 扁桃体

人が痛いと感じる事が出来るのは患部から脳に「痛い」という
電気信号が送られて来るからです。
この電気信号が最終的に送られる場所が脳の『扁桃体』です。

扁桃体は一度痛いと感じると痛みにビクビク敏感になります。 患部が完治したとしても「痛い」と勘違いしてしまうクセがあるのです。

ストレスや不安を抱えてる人ほど、扁桃体がビクビクする傾向があるのです。

患部は治っているのに、脳が痛いと感じ続けてしまう。
これが長引くしつこい痛みの原因だったのです。

痛みの起こる仕組み 扁桃体

扁桃体を正常に戻す側坐核

それではビクビク敏感になってしまった扁桃体はどうしたら良いのでしょうか?

そこで登場するのは『側坐核』です。 この側坐核は痛みを和らげる物質を放出する仕組みに関係しています。

扁桃体を正常に戻す側坐核

側坐核を活発にするドーパミン

ドーパミンとは中枢神経系に存在する神経伝達物質で、アドレナリン、ノルアドレナリンの前駆体でもある。簡単に言うと、「快感や多幸感を得る」、「意欲を作ったり感じたりする」、「運動調節に関連する」といった機能を担う脳内ホルモンのひとつです

そして『ドーパミン』という物質が増えると、この側坐核の働きが元気になります。
そうする事によって扁桃体のビクビク敏感が元に戻り痛みが消えるのです。

ドーパミンを増やすには?

それではドーパミンを増やすには何をしたら良いのでしょうか?

意欲が出ているとき
気分が爽快のとき
喜んでいるとき
感動しているとき

人間がこのような感覚を持つとき、ドーパミンが多量に分泌されます。

快感や幸福感をつかさどるドーパミンを増やすには、「新しい刺激」「はじめての感動」といったものが大変有効です。
また、マイナス思考よりもプラス思考であるほうが、ドーパミンの分泌量は多いといえます。

スポーツや軽い体操などでも快感を覚えることができれば十分です。 カラダを動かしたという満足感や、仲間と楽しく過ごせたという幸福感が脳を刺激し、ドーパミンをより一層分泌することになるのです。

最後に

最後に

いかがだったでしょうか?
全ての痛みがこれで消えるわけではありません。
ですがこれで楽になる方もいらっしゃいます。

ついついマイナス思考になってはいないでしょうか?
自分でしか消せない痛みもあるのかもしれません。

考えすぎずに何事も自分で楽しむ事を決めて取り組んでみてください。
それだけで、きっと少し楽になりますよ。

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