坐骨神経痛

坐骨神経痛とは?

坐骨神経痛とは?

今日は坐骨神経痛についてお話していきます。

「坐骨神経痛」という言葉を聞いた事がある方も多いと思います。

坐骨神経は、坐骨を通りおしりの筋肉“梨状筋”
の下を通り足裏まで向かう人体で最大の神経になりサイズはボールペンくらい、
長さも1メートルと最も長いものになっています。

この長い坐骨神経は、総腓骨神経 と、脛骨神経
に分かれ腰椎から足の指まで伸びています。
その為、何らかの原因でこの坐骨神経に問題が生じると、
この神経の通り道でもある、おしりから下肢にかけて痛みやしびれが引き起こされるのです。

坐骨神経痛とは?
坐骨神経痛とは?

多くの場合が、腰痛に引き続いて発症し、次にお尻や太ももの後ろ、
すね、足先などに痛みやしびれるような痛みがあらわれます。

坐骨神経痛とは、病名ではなく下肢にあらわれる症状の総称で、
おしりから下肢にかけて痛みやしびれが続く状態を言います。

坐骨神経痛になる2大原因

1,腰部脊柱管狭窄症

背骨の真ん中には馬尾神経や脊髄が通っています。
この馬尾神経や脊髄の通り道を脊柱管と呼びます。

腰部脊柱管狭窄症とは老化などの影響で椎間板や腰椎が変形・変性して、
脊柱管が狭まると、その中を通っている馬尾神経が圧迫されてしまいます。

馬尾神経は、脚部の神経をコントロールしている神経なので、
圧迫されると神経の働きが乱されて、足に痛みやしびれが起こったり、
動きが悪くなったりするのです。

間歇性跛行(かんけつせいはこう)という症状に特徴があります。
間歇性跛行とは歩くと脊柱管が狭まり、馬尾神経がさらに圧迫されるため、
下肢のしびれ、痛みが出ます。200~300m歩いただけでも
このような症状が出るので、長い距離を続けて歩くのが困難になります。
しかし、しばらく前かがみになって休むと、症状が治まり、また歩けるようになるのが特徴です。

主に中高年に多いのが特徴です。

2,腰椎椎間板ヘルニア

椎間板の中に存在する髄核というゲル状の組織が、
外に飛び出してしまった状態です。
これが腰の骨である腰椎の椎間板で起こったものを
腰椎椎間板ヘルニアと呼びます。

症状としては、腰痛をはじめ、下半身の痛みやシビレ、
足が上手く動かせなくなる運動麻痺、感覚が鈍くなる感覚麻痺などが起こります。
一般的に、腰椎椎間板ヘルニアは若い世代に多いとされています。

座骨神経痛の予防法

それでは坐骨神経痛の予防法を紹介していきます。

1,姿勢を気を付ける

立ち方、歩き方、座り方。体の体重が左右均等に乗っているか意識してみてください。
腰に負担がかかるような姿勢(中腰や前屈姿勢)を長時間とらない。
背骨のS字カーブを意識して猫背や反り腰にならない様にする。

2,冷えを避ける

坐骨神経痛を発症する要因のひとつとして腰・下肢の冷えがあります。
夏場などでも体が冷え過ぎない様に気をつけましょう。

3,適度な運動をする

体重の増加は腰に負担がかかります。
体の筋肉の中でも最も衰えが早いのは下肢の筋肉になります。

お尻の筋肉には坐骨神経を保護する役割があります。
そして坐骨神経に栄養を供給する血管を守り、
坐骨神経を冷えから守り血流を促します。
そのため軽度の坐骨神経痛であれば、筋肉をつける事である程度改善できます。

運動不足を感じているのでしたら軽めのウォーキング
や体操でいいので是非はじめてみてください。
ただし最初から無理をしたりどこかに痛みを感じるならば控えてください。

最後に

最後に

最後までありがとうございました。

神経が長期間圧迫され続けると
神経が弱り筋肉もやせ細り後遺症が残る事もあるのです。
症状が進行し続ける場合は手術が必要になることすら
ありますので我慢できるからといって我慢し過ぎないでください。
酷くなる前に治療するのが何より1番です。

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