2022/03/30
頭痛の種類
本日は頭痛の種類について簡単にお話させていただきます。
日本人の頭痛事情
日本人の4人に1人(26.3%)が 週に1回以上頭痛に悩まされている。
月に1回以上頭痛がある人は60.8%。
自分を頭痛持ちだと思う人は約3人に1人(34.8%)。
何という事でしょうか!
辛抱強い国民性故なのか日本人の3人に1人が頭痛持ちなのです。
あなたの身近な方にも苦しんでいる方がいるかもしれません。
今回は5種類の頭痛について説明していきます。
1 緊張型頭痛
肩こり、首こり持ちの方に多くみられます。血管収縮型の頭痛。
頭が締め付けられるような痛み。
毎日のようにおこる頭痛ですが、それほど強い痛みではなく、
仕事や日常生活ができなくなるようなことはまずありません。
精神的、肉体的、どちらのストレスも引き金となり多くの場合
「頭に輪をはめてしめつけられるような」と表現される頭痛を起こします。
2 偏頭痛
頭の片側や両側がズキズキガンガン。
血管拡張型の頭痛。
吐き気を伴うような頭痛が一定の期間をおいて繰り返す。
月に1~2回、多いときには週に2~3回発作的に強い頭痛が起こります。
脈打つような痛みで、体を動かすと痛みがひどくなり、悪心・嘔吐をともなったり、
音や光に敏感になります。20~40代の女性に極めて多く見られるのが特徴です。
3 群発頭痛
激しい痛みが片側の目の奥に起こります。「目の奥をえぐられるような」
「柱に頭をぶつけたくなるような」と形容されるような激しい痛みが、
片側の目の奥に起こるのが特徴です。涙が出て、
目が充血し、鼻水がでるなどの症状を伴います。
多くの場合、年に1~2回、期間は1~2ヶ月、
毎日のように激しい頭痛が繰り返し起こります。
この3種類の頭痛が基本的な頭痛になりますが
残り2つの頭痛ではまた意味合いが変わっていきます
4 薬物乱用性頭痛
薬の頻繁な利用が頭痛につながることがあります。
処方薬や市販の頭痛治療薬を過剰に使用することで起こる頭痛のことを言います。
薬物乱用性頭痛の治療方法として、一番大事なことは原因となる薬剤
の服用を中止することです。中止する方法として、
「徐々に服用する量を減らしていく方法」と
「すぐに服用を中止する方法」があります。
ここで注意が必要なのは、薬物乱用性頭痛の場合は
薬剤の使用をすぐに中止してしまうと、離脱症状として激しい頭痛
が起こるため、薬物乱用性頭痛の原因にならない薬物に変更したり、
予防薬を処方したりという方法をとります。
そのように原因の薬物を中止したとしても、最初は身体の反応
として激しい痛みや頭痛の出現回数などは辛い状態が続くでしょう。
しかし、徐々に頭痛が起こる回数や痛みの強さなどは治まっていきます。
怖いですね!
身近に過剰にお薬を服用している方がいたら是非教えてあげてください!
5 危険な頭痛
こんな場合は、迷わず一時も早く病院へ直行しましょう!!
くも膜下出血
頭をバットで殴られたような痛み、さらに、吐き気や嘔吐を伴う症状。
髄膜炎
頭全体、特に後頭部が強く痛み、うなじが硬くなって、
体を動かすと痛みが増す。そして、38~39℃の熱がでるような症状
脳出血
頭痛や吐き気にともなって手足がしびれて、感覚が鈍ったり、
動かせなくなる。意識がぼんやりして、ろれつが回らないような症状。
脳腫瘍
頭全体や一部分の重い感じや鈍痛が徐々に悪化していき、
吐き気がないのに突然吐くような症状。
慢性硬膜下血腫
思い返すと1~2ヶ月前に頭を強く打った覚えがあり、
頭痛のほかに手足の麻痺や尿失禁などがあるような症状。
いかがだったでしょうか?
たかが頭痛と思う方もいるかも知れませんが確実に危険な頭痛も存在し、
命に別条のない様な頭痛でも確実に生活の質の低下を招き慢性的なもの
だとあなたの人生に影を落とします。
当院の頭痛への施術について
当院の施術は無痛でオリジナルの全身バランス調整になります。
元々身体に備わる自然治癒力を最大限に高める施術になります。
身体の状態で施術内容も変わりますが頭蓋骨、仙骨の調整により
脳脊髄液の流れも良くなり、必要であれば心因的ストレスへのアプローチも
行いますので頭痛持ちの方にも高い改善率があります。
ただし5番目の危険な頭痛の際は本当に速やかに病院に電話してくださいね!